2.11.2018

Fish,Fish,Fish...

相変わらずのフィッシュ人気

個人的には
トラディショナルなサンディエゴフィッシュが好みだけど

ユーザーによって好みは様々

サーフボードビルダーとしてはそれに応えないといけないので
たくさんのテンプレートを組み合わせて造っています






ラミネートも圧倒的にティントカラーが多いですが
最近、ピグメントでの注文も増えています





こちらはコンペティションボードからの乗り換えで
移行しやすいフィッシュを

と、いうオーダーも増えているので

崩しすぎず少しモダンな要素を入れています

基本のテールエンドワイズより
2inc絞り、フィンは薄めの片面フォイル

ならクアッドじゃ?ってなりそうですが
なぜか最近はクアッドじゃなくて
みんなあくまでもツインにこだわる
やっぱりあのドライヴ感とルース感がたまらないんでしょうね

レールは日本のパワーレスな波でも使えるよう
あまりテーパーさせずに
ミッドボキシーでテールまで程よくボリュームを残した

フィッシュに関してはかなりの数をテストしてきたんだけど

海外ブランドでよく見る
ペラペラなソリッドなレールはこっちじゃ使えない

パドルもだるいしテイクオフもあまり早くない
なにより波質が柔らかいのでターンの時ひっかかる

バランスが大事





これはトラディショナルなサンディエゴフィッシュ
ジェフマッカラムなどのグラッサーで有名なアレックスがやってる
グラデーションのラミネート

アブストラクトとまた違った雰囲気でいいですね



これもまたバリバリのショートボーダーからのオーダー
ナローなノーズでロッカーもつけてある

パフォーマンス フィッシュ
5'9" x 19 3/4" x 2 5/16"

フィンはやっぱりツインってことだから
まだテンプレート考え中



こんな感じでフィッシュといっても
いろいろあるから


イメージぶつけてくださいまし



2.04.2018

7'0" Widow Maker


チームライダー Yoshiro Hanada
モロッコへサーフトリップに行くという事で
造らせてもらった1本


1/2"ストリンガーで別注したブランクスを使用


8ftクラスの波まで対応できるボードというオーダーだった

なかなかすぐには取り掛かれず

シェイプするまでのイメージづくり
数ヶ月、、

最初2+1の6channelと考えていたが

師であるTappyさんに相談すると
『widow maker』
がいいんじゃない

という助言をもらった

通常の2+1とはフィンセットアップのポジションが
ぜんぜん違うという事を知り
凄く興味が湧いた


調べると
これはデイヴ・パーメンター、アンドリュー・キッドマン
によるデザインで

80年代最初の2+1セットアップのバランスを修正

テリー・フィッツジェラルドの
『Drifta』



を再考したものだった

あらためて
Tappyさんの引き出しの深さを感じた















今回の旅では
求めていた8ftクラスの波には出会わなかったようだけど

素晴らしく良く機能しているみたい

ものすごくスムースで
激烈にスピードがでるらしい

『めっっっっっっちゃいいよ!!!』
ってメールがきて

一安心






現地のポリスとも仲良くしているようでなによりw